きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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晴天のもとで行われた今年のヴィクトリアマイルは、4歳牝馬ヴィルシーナが悲願のG1制覇となりました。

ヴィルシーナは大魔神こと佐々木主浩さんが馬主です。佐々木さんはご存知日本を代表する元プロ野球投手で、横浜ベイスターズ(現・横浜DeNAベイスターズ)時代には「ハマの大魔神」の異名で呼ばれ、絶対不動の抑えとして1998年にはベイスターズを日本一に導いています。

その後、佐々木さんの活躍の舞台はメジャーと移りました。武器のフォークボールで次々と三振を奪うシーンは、見ていて心が踊るものがありました。佐々木さんはアメリカンリーグのルーキー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれています。そんな佐々木さんの愛馬ですから、ヴィルシーナもさらに大きく羽ばたいてもらいたいと思います。

それにしても2着に入ったホエールキャプチャの頑張りには驚かされました。土曜日に更新されたNakayamaPostで馬主の嶋田さんが「彼女にとっては最後のレースになるかもしれない状況ですが…」とつぶやかれてましたが、どうしてどうして、まだまだ実力健在を魅せてくれました。

さぁヴィクトリアマイルが終わり、オークス、そしてダービーとクラシックが続きます。牡馬・牝馬ともに大混戦と言われる今年の世代ですが、このレースで3歳世代の勢力図は整うことでしょう。

まずはオークス。その可憐で熾烈な闘走に注目したいと思います。

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