きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今年の日本ダービーはちょうど80回を数えるメモリアル開催だそうですね。当日、東京はもちろん京都でも一般ファンの投票で選ばれた歴代日本ダービー優勝馬の馬名を取った特別レースが施行されるようです。

第1回日本ダービー優勝馬のワカタカから始まり、1932~50年代では幻の馬と呼ばれたトキノミノルが史上初の三冠馬セントライトを抑えて選ばれました。1960年代は言わずも知れた戦後初のクラシック三冠馬シンザンが選出。鉈の切れ味と評されたシンザンの走りは19戦15勝19連対。現在の中央競馬において連続19連対の記録は未だに破られるこのない大記録として存在しています。

1970年代は競馬ブームの立役者ハイセイコーのライバルとして当時の競馬界を盛り上げた二冠馬のタケホープが、1980年代からは皇帝の愛称で無敵を誇り、史上初の七冠馬達成の偉業を成し遂げた無敗の三冠馬シンボリルドルフが選ばれました。1990年代ではシャドーロールの怪物と呼ばれ、絶対的な強さを誇った史上5頭目の三冠馬ナリタブライアンが選出。そして2000年代からは見るもの全てを魅了し衝撃を与えた三冠馬ディープインパクトが堂々の1位。武豊騎手を背に「飛んでいるような走り」とまで言わしめた名馬です。投票数63,522通には投票された方々の記憶や競馬に対する想いが込められていますね。

今年で第80回のメモリアルを迎える東京優駿。皐月賞馬ロゴタイプがオルフェーヴル以来となる三冠馬への扉を開くのか、または世代の頂点を狙い有力馬が底力を見せつけるのか。全てのホースマンが目指す夢の舞台に注目です!

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