きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2013.6.12

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先週末の米三冠最終戦・ベルモントSをパレスマリスが完勝しました。6年前2着に涙を飲んだ父カーリンの無念を晴らしたことになります。ご承知のようにカーリンはBCクラシック、ドバイワールドCを勝ち、アメリカ競馬を盛り上げた、ある意味では最期のヒーローでした。

というのも翌年のベルモントS、ビッグブラウンによる31年ぶりの三冠馬誕生か、日本から来たカジノドライヴによる兄姉弟の3連覇か、全米が盛り上がりに盛り上がったのですが、カジノが挫石で直前に出走取消、ブラウンは悪夢の競走中止。以後アメリカ競馬はゼニヤッタ、レイチェルアレクサンドラなど牝馬の頑張りで体裁を繕っている状態に陥りました。

意外性という意味では今年の米三冠は楽しめました。ケンタッキーダービーが超ハイペースの末脚勝負、プリークネスSはスローペースの逃げ切り楽勝劇、ベルモントSは緩みないハイペースで最近にはない持久力比べ、

プリークネスS馬オックスボウは伏兵に先手を奪われ、出入りの激しい競馬でさすがに勝ち切る体力は残りません。でも、直線はバテそうでバテずに粘っての2着。相当に力をつけているな、という印象でした。ケンタッキーダービー馬オーブはなし崩しに脚を使わされ、直線ではもうお釣りがなくなっていました。3着も仕方なし。

勝ったパレスマリスはオックスボウの直後にポジション、速い流れを追走しながらバテることなく力強く伸びました。この馬の強さだけが目立ったレースでしたね。いずれにしろアメリカ競馬復活の足がかりになるといいですね。