きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2015.2.21

長距離重賞の意義

ようこそいらっしゃいませ。

日曜日のフェブラリーステークスを前に、土曜東京競馬場ではダイヤモンドステークスが行われます。

平地で行われるレースで、距離3,000m以上の重賞はダイヤモンドステークス(芝3,400m)と、阪神大賞典(芝3,000m)、天皇賞(春)(芝3,200m)、暮れの中山開催で行われるステイヤーズステークス(芝3,600m)に3歳クラシック最終章の菊花賞(芝3,000m)を加えて全部で5つです。
長距離を得意とするステイヤーにとって、脚光を浴びる限られた舞台のひとつがこのダイヤモンドステークスです。

現在、競走馬の価値は中距離レースを中心に与えられています。
春のG1シリーズでは、天皇賞(春)は競走馬への負担が重いことから避けられる傾向が高まり、有力馬が次々とドバイや香港に流れています。
その結果、天皇賞(春)の距離短縮論がいまだ長年根強く話題にのぼりつづけています。

一方で競馬の楽しみを残すためにも、長距離レースは長距離としてあり続けるべきという声も多くを占めます。
同じ距離で走った馬同士よりも異なる舞台で頂点に立った馬同士が激突すれば、観るものの想像はよりおおく掻き立てられます。
また菊花賞に天皇賞(春)を2度勝ったメジロマックイーンは種牡馬としては期待以上の結果を残せなかったものの、母父となりオルフェーヴルという怪物を誕生させました。

スピードと瞬発力が重視され、スタミナ豊富なステイヤーが表舞台から遠ざかっていくのは時代の流れとは言え、長距離レースから時代潮流に待ったをかけるような馬が出てきて競馬を盛り上げて欲しいという思いもあります。