きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2015.2.10

つぼみが咲き彩ったフラワーパーク

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先週東京競馬場で行われた古馬マイル重賞の東京新聞杯は3番人気のヴァンセンヌが直線で抜け出し、アルフレードの猛追をクビ差しのいで優勝。4連勝で初の重賞タイトルを手にしました。

ヴァンセンヌは今年6歳の牡馬で、父ディープインパクト、母父ニホンピロウイナー、母は1990年代に活躍した快速牝馬フラワーパークになります。
フラワーパークは牡馬とのスピード比べにも一歩もひかなかった馬で、1996年の高松宮記念(当時・高松宮杯)を制覇しています。この年の高松宮記念は短距離となって初のレースで、三冠馬のナリタブライアンが参戦し話題を集めたレースでもありました。

そのレースを制覇したフラワーパークは同年暮れにはエイシンワシントンとのハナ差1センチの死闘を制して短距離G1連覇を達成します。
少し古いですが、女子陸上で世界記録を残したフローレンス・グリフィス=ジョイナーのような、牡馬顔負けのそんな走りでした。

繁殖牝馬としてサンデーサイレンス系を中心に交配してきたフラワーパークですが、これまで活躍した仔は5勝をあげたフィレンツェくらいでした。
仔の重賞制覇はフラワーパークの7番仔にあたりヴァンセンヌが初になります。
フラワーパークは2013年に9番目の仔を産んだのを最後に、繁殖生活を引退し余生をおくっています。

その9番目の仔は牝馬になり、父はキンシャサノキセキになります。
ヴァンセンヌの勝利は、フラワーパークに残っているつぼみにも期待が高まる勝利となりました。