きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2013.6.20

ようこそいらっしゃいませ。

ロイヤルアスコットは今日で3日目。20Fの長丁場を競う名物レース・ゴールドCがメインです。今のところエスティメイトという馬が人気を集めていますが、この馬のオーナーはエリザベス女王陛下その人となります。王室主催の開催で女王陛下の愛馬が勝つシーンを国民みんなが見てみたいと思っているのでしょうね。

さて、開催前半では初日のコヴェントリーSがインパクト大。キャリアの浅い2歳馬が集まるG2レースなのですが、古くは後にダービー、キングジョージ、凱旋門賞といわゆる欧州三冠を制するミルリーフが勝っているように、けっこうクラシックロードに繋がる由緒あるレースです。最近でもヘンリーザナヴィゲーター、キャンフォードクリフス、パワー、ドーンアプローチとクラシック馬を輩出しています。

今年の勝ち馬はウォーコマンドというキャリア2戦目の馬で追い出されるとあっという間に差を広げ、ゴールでは6馬身差。曽祖母グリヴィテッセはG1ジャックルマロワ賞の勝ち馬で、グラスワンダーなどを出したシルヴァーホークの母となりました。来春の2000ギニーの有力候補と言っていいのでしょうね。

父ウォーフロントは大種牡馬ダンチヒ晩年のアメリカ産駒でサラトガのG2レースを勝った程度の実績しかありませんが、ダンチヒ自身、また代表産駒デインヒルがそうだったように、競走馬としては大成できなくとも秘めた能力を確実に伝える、そんな遺伝子を受け継いでいるのでしょうか。ロイヤルアスコット開幕戦のG1クイーンアンSを制したデクラレーションオブウォーもウォーフロントの血ですね。日本向きとは思えないのですが、まさに旬の血統、注目しておきたいと思います。