きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

お詫びと訂正

ようこそいらっしゃいませ。

やらかしてしまいました。昨日、1シーズンだけで母国アメリカに還ったストリートセンスが日米双方で素晴らしい子供たちを送り出していると書きました。それはその通りなのですが、代表産駒サマリーズというのは大勘違い!同期のライバルであるハードスパンの輸入馬ですね。深くお詫びさせていただくとともに訂正いたします。ご迷惑をおかけしました。

さて、そのハードスパンですが、ストリートセンスと入れ替わるようにダーレージャパンにスタッドインしたのですが、来日した途端に海の向こうで産駒が大駆けを続けています。日本では6頭がJRA現役で5頭が勝ち上がり、前述のサマリーズを筆頭に10勝を挙げる活躍ぶりですが、今のところ勝ち鞍はすべてダートでのものです。典型的なダンチヒ系力馬タイプといった評価でしょうか。

ところが向こうでは芝G1での奮闘が目立ちます。昨年のアーリントンミリオン芝10ハロンでは、まったく無名の存在だったハーデストコアがヨーロッパの強豪マジシャン以下を手玉に取り大穴をあけています。つい先日は南アフリカのクラシック・ケープダービー芝2000mをこれもハードスパン産駒のエルティジャールという馬が制覇しました。ドバイなど世界を股にかけて活躍するお馴染みのマイク・デ・コック調教師の管理馬ですね。血統的な配合に秘密があるのか、調教ノウハウなのか分かりませんが、一概にダート血統と片付けられない気がしてきました。日本での初年度産駒は今年誕生します。既輸入の外国産馬も含めて注目したい思います。

×