きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今日は上半期の競馬を締めくくる宝塚記念が行われます。出走頭数は11頭となりました。2000年に行われた宝塚記念以来の頭数で、あの年はテイエムオペラオーが上がり馬のメイショウドトウを振り切り優勝し以後両馬による名勝負数え歌の始まりとなりました。

今年の宝塚記念は、ジェンティルドンナ、ゴールドシップ、フェノーメノの4歳馬が人気を集めています。ジェンティルドンナは、昨年牝馬三冠にジャパンカップ制覇、今年はドバイシーマクラシック2着。ゴールドシップは前走では土がついたものの、昨年は皐・菊の二冠に有馬記念優勝。フェノーメノも昨年こそ無冠でしたが、今年に入りひとまわりさらに成長し、天皇賞(春)を横綱相撲で完勝。成績を見る限り、この4歳3強が他馬を圧倒しています。

3強に割って入る伏兵がいるとすればレース展開のアヤがひとつの鍵になりそうですが、逃げるシルポートは今年8歳。距離2200mは2010年にオールカマーで走って以来となります。

ただ前走の安田記念は着順こそ一番最後の入線とでしたが、前半1000mを57秒0でとばして息切れした競馬でした。今回距離が延びることでひと息つくことができれば、前走の安田記念よりは逃げねばれることでしょう。そうなった場合、3強はそれぞれどんな競馬をするのでしょうか。

ゴール前、ぜひ見応えのある攻防を魅せてください。

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