きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

王者登場

ようこそいらっしゃいませ。

日曜は、中山と中京で重賞レースが行われます。
中山のメインはアメリカジョッキークラブカップ、中京のメインはダート重賞の東海ステークスです。

アメリカジョッキークラブカップは2015年の古馬中長距離重賞の初陣、東海ステークスはフェブラリーステークスへ向けてといった流れがあるわけですが、今年はゴールドシップにコパノリッキーとどちらのレースにも王者が登場。例年とは少し違った注目度となっています。特にアメリカジョッキークラブカップの方は、1983年のアンバーシャダイ以来となる32年ぶりの有馬記念優勝馬の参戦となるようです。数年来、中長距離のG1馬は京都記念、あるいは阪神大賞典から始動するケースが目立っていただけに、ゴールドシップクラスの馬の参戦は久々といった感じがします。

アメリカジョッキークラブカップで印象深いの1998年と1999年のレースです。
1998年のアメリカジョッキークラブカップには前年のクラシックで皐月賞・ダービー1番人気、菊花賞2番人気の人気を集めながら無冠に終わったメジロブライトが登場。また翌年の1999年には前年のダービー馬のスペシャルウィークが参戦。いずれも古馬となり一段と高い風格をまとった勝ち方で実力をきっちりと示して、その年の主役であることを印象づけたレースでした。

アメリカジョッキークラブカップの前日オッズではゴールドシップが単勝1.5倍となっています。
今年主役を担う1頭のゴールドシップはどんな初陣となるでしょうか。

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