きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

春への序章

ようこそいらっしゃいませ。

日曜京都競馬場ではシンザン記念が行われました。
2011年2着のオルフェーヴルがその後クラシック三冠馬になれば、翌年優勝のジェンティルドンナが牝馬クラシック三冠達成。昨年優勝のミッキーアイルは春のNHKマイルカップを制覇し3歳マイル王になるなど、ここ数年のシンザン記念経由の活躍馬を見れば、弥が上にもシンザン記念への注目度も高まります。

今年のレースですが、逃げたレンイングランドを目がけてゴール前は大激戦。
レンイングランドを先にとらえたグァンチャーレの後ろからロードフェリーチェ、ナヴィオン、ダッシングブレイズが追い込み、最後は0.1秒差のアタマ、ハナ、クビ、クビ差の混戦はわずかにグァンチャーレがアタマ差残して優勝を飾りました。

グァンチャーレは父スクリーンヒーロー×母父ディアブロの血統です。
スクリーンヒーローの産駒にはこれまで昨年の菊花賞で3着したゴールドアクターがいますが、重賞勝利はグァンチャーレが初となります。
歴史的名馬を輩出しているシンザン記念を勝利したグァンチャーレは、今後どこまで成長していくた楽しみです。

またグァンチャーレに鞍上の武豊騎手は、今回の勝利で29年連続の重賞勝利達成です。これでデビューした1987年からつづけての重賞勝利で、岡部幸雄元騎手を抜いて単独トップとなりました。
2010年には4ヶ月の休養を挟んだ大きな怪我もあった中での記録達成です。素晴らしい記録です。

さて3日開催のトリは中山競馬場メイン3歳牝馬重賞のフェアリーステークスです。
阪神ジュベナイルフィリーズ経由のコートシャルマン、オーミアリスに、赤松賞経由のテンダリーヴォイス、カービングパス、メイショウメイゲツらが人気上位となっているようです。
どうぞ祝日も競馬でお楽しみください。

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