きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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夏競馬が始まり、2歳新馬が続々とデビューを果たしています。

先月東京では、オーシャンエイプスの半弟リターンラルクが人気に応えて勝ち名乗りを挙げたかと思えば、先週中京ではラジオNIKKEI杯2歳Sの勝ち馬アダムスピークの半妹リラヴァティが登場し注目を集めました。リラヴァティは2着でしたが次走に期待を持てる走りでしたし、その中京では前評判の高いディープインパクト産駒のエルノルテがデビュー戦を飾り将来が楽しみになる走りを披露しました。

今週の新馬戦では、土曜函館にローレルゲレイロの全弟キタサンラブコールが登場します。ローレルゲレイロは2歳でデビューし早くから活躍した馬でした。5歳時には高松宮記念、スプリンターズステークスと短距離G1連覇を達成した名馬になります。逃げて自分のペースに持ち込んだときに最後のギリギリまでしぶとさを発揮する馬でした。キタサンラブコールは稽古では兄同様の非凡なセンスを魅せているようです。果たしてデビュー戦でどのような走りを披露するのか注目したいと思います。

同じく函館の新馬戦で、日曜日にはフジキセキ産駒のロサギガンティアが出走を予定し話題を集めています。フジキセキは2011年以降種付けが行なっておらず、現時点では現2歳世代が最後の産駒になっています。

フジキセキは、カネヒキリ、キンシャサノキセキ、サダムパテック、ドリームパスポートらを送り出し種牡馬としても大成した名馬です。母ターフローズは、ドイツ産でイタリアG1を制覇した名牝になり、ロサギガンティアは初戦でどんな走りを魅せるでしょうか。

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