きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今年の七夕賞は、7月7日開催と7並びの年となりました。せっかくですから、7枠14番(7の倍数)に入った馬名も7文字のラッキーバニラに注目してみましょうか。

父シンボリクリスエスに母父サンデーサイレンスは、朝日杯FSを勝ったアルフレードや、サクセスブロッケンと同じ配合ですね。ラッキーバニラの母フウレイカは現役時代は16戦2勝で引退しますが、皐月賞2着のタイガーカフェの全妹で期待が寄せられた馬でした。

ラッキーバニラがデビューから初勝利まで11戦を要したのは、ダートで体質を徐々に強化していったからでしょう。3歳500万下を連勝で勝ち上がるもその後凡走が続きますが、控えて決めて勝負といったレースは、どうやらラッキーバニラには合わなかったようです。脚質の適所が見つかったのは4歳時の夏の新潟で、これまでとは一転して前に行き逃げるレースをしたことでラッキーバニラの本領が活かされるようになりました。

ラッキーバニラは過去5勝のうち3勝が6月から8月と、暑さで乾いた芝を得意とするように思います。前走14着だったブリリアントステークスは、3年ぶりのダートコースでのレースでしたし、その前のダイヤモンドステークスは大逃げするネコパンチにその後を追走するケイアイドウソジンを追いかけながらのレースで、展開も合わずの結果でした。その前の白富士ステークス7着は休み明けのレースですから本領発揮とはならなかったのでしょう。

今回の七夕賞は他に逃げる馬もいなさそうですから、もしかしたら、もしかするかも?

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