きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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先週土曜の函館競馬場で行われた2歳新馬戦で、キタサンラブコールが好スタートから他馬より前に行きそのままスピードの違いを魅せデビュー戦を飾りました。

「キタサン」の冠といえばこの方、名義は大野商事ですが演歌歌手・北島三郎さんの愛馬になります。かつてキタサンの冠で期待を集めた馬といえば、ニュージーランドトロフィーを勝ったキタサンチャンネルやファンタジーステークスを勝ち阪神ジュベナイルフィリーズで1番人気に支持されたキタサンヒボタンなどがいますが、今回はそれ以上にスケールの大きさを感じさせました。

父キングヘイロー、母ビッグテンビーは短距離G1連覇を果たしたローレルゲレイロの全弟になり、ゲートの速さは兄ローレルゲレイロを彷彿させます。レースではまだ物見をしていたようですから、これから成長してくれば力をさらに発揮してくれそうです。

父キングヘイローは欧州最強馬ダンシングブレーヴに米国の名牝グッバイヘイローの血を持つ超良血馬で、種牡馬になってからは男勝りの凄みを魅せ女王となったカワカミプリンセスやローレルゲレイロ、最近では砂の女王として君臨しているメーデイアを送り出しています。

ぜひ兄や父を超える名馬へと成長していってください。

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