きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今年の有馬記念は2014年の世界ベストレースになる可能性があります。ロンジンがスポンサードするワールドベストホースランキングでは、ご承知のように130ポンドでジャスタウェイが世界の頂点に君臨していますが、そのジャスタウェイを4馬身もちぎったジャパンCのエピファネイアは128ポンド評価と想定されています。これは欧州年度代表馬のキングマン、英愛ダービーを連覇したオーストラリアの126ポンドを超える世界2位のレイティングになります。ゴールドシップも124ポンドでベストテン入りしています。これだけのメンバーが一堂に揃ったレースは世界中を探しても他にありませんでした。

例年、非常に高い評価を受けている英チャンピオンSですが、今年はここを含めてG1を3勝しているノーブルミッションが122ポンド止まりでした。凱旋門賞連覇のトレヴもシーズン当初の不振が響いて124ポンドまででした。ジャスタウェイ、エピファネイアは現在の国際競馬シーンでは突出した存在と言えそうです。これだけのサラブレッドたちが覇を競うレースは滅多に見られるものじゃありません。歴史に名を刻み込むレースになるはずです。

ここを勝った馬が年度代表馬に選ばれる可能性が高いことが真剣勝負の度合いを深めています。後顧の憂いなく力のすべてを燃焼させられるラストランの馬が多いことにも注目したいですね。有馬をラストランの舞台に選んだシンボリクリスエスは9馬身、オルフェーブルは8馬身と圧倒的なパフォーマンスを見せてくれました。2014年、世界最高レベルのレースは必見ものです。ぜひ中山競馬場へお出かけください。

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