きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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色々あった1年でしたが、有馬記念を残すばかりとなりました。
ここ数年は1ドル=80円台、時に70円台と円高基調で推移してきた為替ですが、120円台という円安で新年を迎えることになりそうです。

競馬界への影響も相当にありそうです。まず思いつくのは外国産の競走馬や繁殖牝馬が気軽に購買しにくくなります。外国産競走馬の活躍が目立つ昨今ですが、これらの大部分は円高時代に取引されたものでしょう。繁殖牝馬も輸入馬の台頭が目覚ましいのですが、円安でどうなっていくんでしょうか。競馬の基礎と言って良い重要課題ですから行方が気になります。JRAも国際交流に後ろ向きにならいと良いのですが。

何より心配なのはファンの懐具合ですね。円安が物価を押し上げ、消費税のさらなる増税もタイムテーブルの乗る中で、財布の紐が固くなっていくのは仕方がないでしょう。ギャンブルが不況知らずを謳歌した時代もありましたが、そうも言っていられないようです。こうした状況下で、なおも競馬が国民大衆にとって魅力的なエンタテインメントとして成熟していけるのか?午年の次は課題山積の難しい年になりそうです。

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