きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

土曜中山のメインは中山大障害です。
今年で137回。歴史と伝統がつまった障害レースです。

中山大障害の始まりは1934年でした。
その2年前の1932年に目黒競馬場では「東京優駿」が創設されていて、対応するように生まれたのがこの「中山大障害」です。

当時中山競馬倶楽部の理事長だった肥田金一郎が注目したのは、起伏に富んだ中山の独特の地形でした。
直線の急坂をはじめとした中山ならではのコースを活かす高低差およそ5メートルの坂路に、高さ1.6mの大竹柵、大いけ垣と、上り下りを含めた芝4100mのコースはまさに中山競馬場だからこそ表現できる障害コースです。
特徴ある地形だからこそ有利不利も生まれるのでしょうが、中山大障害について言えばこの距離に高低差とスタミナや飛越だけでなく精神力も出走馬に問い続けられるレースだと言えます。

今年は13頭の出走となりました。
過酷な4分強へと挑む全頭に敬意と熱い声援を送りたいと思います。

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