きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今週は函館競馬場で2歳馬にとり初の重賞レースとなる函館2歳ステークスが行われます。1969年の創設で、今年で45回の歴史を重ねるレースです。一度だけ函館芝コースの改修によりダート1000mで行われ、それ以外は設立より現在まで1200mで行われています。

夏の早い時期の重賞レースということもあり早熟馬によるグレードレース初舞台の印象もありますが、去年はこのレースで4着のロゴタイプはその後、札幌から東京を走り、朝日杯フューチュリティステークスに皐月賞を制覇するまで成長を遂げましたし、一昨年にこのレースで2着したアイムユアーズも、暮れの阪神ジュベナイルフィリーズ2着に、翌年の牝馬クラシックではジェンティルドンナ、ヴィルシーナと人気を分け合うまでになりました。

今年はキタサンラブコールが人気を集めそうです。キタサンラブコールは全兄にローレルゲレイロがいる血統で、ローレルゲレイロは2006年にこのレースに出走し、ニシノチャーミーに敗れたものの、厳しいペースの中前へ行く積極的なレースで2着に食い下がるスピードと勝負根性の片鱗を魅せていました。

キタサンラブコールの前走新馬戦は、直線で耳を立てながら走るなどの若さを見せてのレースでした。今回はどこまで成長しているでしょうか。兄が走った舞台で、未来を切り開く走りを魅せてください。

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