きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

今週は寒波と共にグッと気温の冷え込む一週間となりました。
寒さが少し痛く感じられるようになると、中山の季節がやってきたんだなと思うのは私だけでしょうか。
9月の開催をお休みした今年は、12月の中山開催を首を長くして待っていたファンの皆様も多いことでしょう。

中山競馬場リニューアルによる新スタンドも気になりますが、今週は中京競馬場でチャンピオンズCが行われます。
チャンピオンズCはご存じの通り、昨年までジャパンCダートの名で親しまれ、春のフェブラリーSとともにダート戦線を牽引してきました。
2000年に創設され、わずか14年の歴史ながらその過去の優勝馬には砂王に相応しい名馬の名が並びます。
クロフネ、カネヒキリ、ヴァーミリアン、エスポワールシチー、トランセンドなど一流どころが揃い、また、彼らの子供たちも活躍しています。

今年もダート巧者の現役馬が集まりました。
春のダート王決定戦では16頭立ての16番人気だったコパノリッキーが人気上位馬を退けて、初のG I を戴冠。
その後もかしわ記念1着、帝王賞2着、JBCクラシック1着と着実にダート界での勢力図を伸ばしてきています。
これに対するは、帝王賞でコパノリッキーの連勝記録を阻止したカリズマティック産駒のワンダーキュアートでしょうか。
8歳馬ながら、その走りは円熟みを増し、ダートの精鋭が集まる今回のメンバーの中でも怖い存在となりそうです。

阪神から中京へ移設され、名前もチャンピオンズCと新しくなった記念すべき第1回目の栄えある優勝馬は一体どの馬になるのでしょうか。

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