きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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いよいよ今週はマイル王者決定戦のマイルチャンピオンSが京都の芝1600mで行われます。
スタミナ重視の長距離レースからスピード能力も重視するようになった近代競馬の流れから、1984年にマイルCSが創設されました。

今年で31回を数え、これまでの優勝馬には数多くの名馬の名が見受けられます。
ニホンピロウィナーやダイタクヘリオス、タイキシャトル、デュランダル、ダイワメジャーといずれも一時代を築き上げたスターホースで、連覇の偉業を達成した馬でもあります。

2010年以降のマイルCSでは、国内外のG1で優勝経験のない馬が優勝し、上半期のベストマイラー決定戦である安田記念でも1600mのG1を制した事のない馬が優勝するなど最近のマイル路線は、絶対的な主役が不在な状態です。

群雄割拠の時代に突入したマイル路線ですが、昨年の王者
トーセンラーは今回も出走予定。名だたる名馬たちが成し遂げてきた偉業に唯一チャレンジできる
権利を持っています。もし達成できれば史上6頭目の連覇達成として歴史にその名を刻むことになります。

トーセンラーの偉業達成を拒まんと目下重賞2連勝中のマイル巧者クラレントや今年のNHKマイルCを制し、3歳チャンピオンマイラーの称号を手にした若武者ミッキーアイル、京都外回りコースで重賞2戦2勝のワールドエースら一線級の馬たちが相手となります。

1マイル約1分半の戦いを制し、強豪ひしめくマイル戦線の主役となるのは一体どの馬になるのでしょうか。

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