きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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土曜は京都と東京で3つの重賞レースが予定されています。東京のメインは京王杯2歳ステークスです。カンナステークスを勝ったサフィロス、函館2歳ステークス覇者アクティブミノル、もみじステークス2着のワキノヒビキ、新潟2歳ステークス3着のニシノラッシュあたりが印を集めています。

京都のメインファンタジーステークスもそうですが、血統がバラエティに富んだメンバー構成となりました。サフィロスはキンシャサノキセキの初年度産駒で、アクティブミノルはA.P.Indyの近親スタチューオブリバティでワキノヒビキの父オンファイアはディープインパクトの全弟、ニシノラッシュはサクラバクシンオー×Silver Hawkの血統です。Silver Hawkといえば、1997年にこのレースに出走したグラスワンダーは2着を6馬身ちぎって圧勝し、怪物のオーラをさらに強くさせました。京王杯2歳ステークスは以前は京成杯3歳ステークスの名称で行われていた3歳(現2歳)重賞レースでした。創設は1965年で、現在行われている2歳馬限定の重賞競走としては3番目の歴史を持ちます。近年でもグランプリボス、エイシンアポロンらのG1馬を送り出しています。

京王杯2歳ステークスのあとに2歳重賞はデイリー杯2歳S、京都2歳S、東京スポーツ杯2歳Sと行われ、そのあとに阪神ジュベナイルフィリーズ、朝日杯フューチュリティS、ホープフルステークスとつづきます。今年から2歳のレース体系が新たに整備され、朝日杯フューチュリティSは阪神でのマイル、ホープフルSは中山での2000mとして行われます。京王杯2歳ステークスは短距離、マイル路線の2歳王者を決める前哨戦としてまだまだ高い役割を担ってください。

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