きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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新潟競馬場では3歳ダート重賞のレパードステークスが行われ1番人気のインカンテーションが内から突き抜け優勝、2連勝で初の重賞タイトルを手にしました。

最後の直線では逃げるサトノプリンシパルを2馬身半突き放す強い競馬でした。上がりタイムも出走馬中ただ1頭37秒を切る36秒7で駆け抜け、勝ちタイムも第1回のトランセンドにつぐ早い時計での勝ち名乗りです。

インカンテーションは、昨年7月にデビューも15頭中15位と最下位からのスタートでした。デビュー戦を勝ち上がるまでは4戦を要し、未勝利戦を勝ったあとも次の結果が出るまでには時間がかかりました。レパードステークスで2着になったサトノプリンシパルには過去2度先着を許しています。

沈丁花賞で2着を5馬身ちぎり、片鱗を魅せていた才能がここにきて開花し始めたといってよいでしょう。インカンテーションは父シニスターミニスターで、ミスタープロスペクター5x3のクロスを持つ血統です。直線で抜け出したあと物見する余裕すらあったようですから、インカンテーションはまだまだ強くなりそうです。

ジャパンダートダービーで7馬身突き抜けたクリソライトとの対戦が楽しみになってきました。

レパードステークスには兵庫ジュニアグランプリ優勝馬でジャパンダートダービー3着の実績馬ケイアイレオーネも参戦していたのですが、直線でインカンテーションに並びかける前にスッと離されてしまいました。少し疲れが出たといったところでしょうか。

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