きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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本当にやってきました。エリザベス女王杯に登録のあったスノーフェアリーです。先月の英チャンピオンSを回避した理由として『日本に行く前に牡馬相手のハードなレースをする必要はない』とエド・ダンロップ調教師は語っていました。彼女の目標はエリザベス女王杯だと明言したものです。

動機は賞金が倍になるJRAのシステムにあった、とダンロップ調教師は何度も繰り返しています。ジャパン・オータムインターナショナルのことです。

JRAが指定した海外の一流G1レースの勝ち馬などはエリザベス女王杯で3着以内なら賞金が倍付けになる制度です。このシステムは、マイルチャンピオンシップ、ジャパンC、ジャパンCダートにも適用され総額12億円のボーナスになります。ずいぶんと豪勢な海外馬招致策ですね。国際化投資が必要なことは理解できますが、日本の馬主さんは賞金額削減トレンドの中でなんだか微妙な気持ちにさせられそうです。

それはさておき、スノーフェアリーはことしの英愛オークス馬。アパパネが出走してくれば日英(愛)オークス馬対決が実現、京都競馬場は大盛りあがりするでしょう。盛り上がってくれて馬券が売れないと困ります。

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