きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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夏のサマーシリーズで唯一のG2レースである札幌記念。G2競走に格上げされた1997年以降、優勝馬は延べ16頭。優勝馬には、JRAのG1競走で優勝経験のある馬や、後にG1競走を制することになるヘヴンリーロマンス、アドマイヤムーン、アーネストリー、トーセンジョーダンら過去や未来のビッグレースに関わりのある名馬たちの名前が見られます。

今年もG1ホースが5頭エントリー。今回も非常にハイレベルなレースが見られますね。秋のG1シリーズにつながる一戦なだけに、見逃せないレースです。

注目は皐月賞馬ロゴタイプでしょうか。日本ダービーではキズナの5着に敗れはしましたが、現3歳世代でもトップクラスの実力を持っているのは間違いないでしょう。久々の出走ですが、今回は実績のある2000mでの出走。古馬と初対決の行方が気になりますね。

過去10年のデータでは、牝馬による3着以内率が47.1%と非常に優秀な成績を収めています。昨年も単勝オッズ12.4倍の低評価を覆して牝馬のフミノイマージンが優勝しています。G1優勝実績のあるホエールキャプチャ、レインボーダリアらにも十分チャンスがありますね。また、馬齢6歳以上になると勝率・連対率ともに下がるようですが、忘れてはいけないのが一昨年の札幌記念を制し、そのままの勢いで天皇賞(秋)をJRAレコードで制覇したトーセンジョーダンです。昨年のジャパンC以来、約9カ月ぶりの実戦なだけに、仕上がり具合が気になりますが、実力・実績ともに一級品。その走りに期待しましょう。

このほかにも重賞戦線で活躍する伏兵陣が多数エントリー。夏季競馬唯一のG2競走が、熱い夏をさらに熱くさせますね。

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