きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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昨日の函館競馬場で行われたダート1700mのエルムSを勝ったのは3番人気のフリートストリートでした。スタートで抜け出し、2番手の好位置でレースを進め鞍上の内田騎手に導かれ、3~4コーナーで先頭を走るエーシンモアオバーに並び掛け、最後の直線100mで3/4馬身差し切り、コースレコードでの優勝となりました。

優勝したフリートストリートは、父ストリートセンス、母父シングスピールの血統で、父はケンタッキーダービーを制覇、母父は1996年のジャパンCの優勝馬です。2012年のデビューから3連勝でオープン特別を制した良血馬が、約1年半ぶりの勝利となった青梅特別を足掛けに、3連勝での初重賞勝利となりました。まさに復活の狼煙といってもいいでしょう。今後の活躍が楽しみですね。

さて、本日の新潟競馬では成長著しい若駒たちが火花を散らす新潟2歳Sが予定されています。来年のクラシック戦線を賑わすニューヒーローの誕生に期待しましょう。一方、函館競馬ではサマースプリントシリーズの王者をめぐる重要な一戦キーンランドCが行われます。現時点ではハクサンムーンがわずかの差で首位をキープしていますが、2位以下は混戦模様。今回のレース結果次第では順位の逆転も十分にありえます。

各シリーズ王者が決まるこの終盤戦は、いつも以上に白熱した戦いが見られそうですね。

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