きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

オルフェーヴル、キズナがフランスに到着して、元気に調教を積まれているようです。2週間後にオルフェーヴルはフォワ賞、キズナはニエル賞、ともに本番と同コース、同距離のトライアルに挑みます。そこから2週間、いよいよ本番凱旋門賞のゲートインです。

ムードは最高潮、と言いたいのですが、古豪セントニコラスアビーが骨折で引退してしまい、今季G1レース3連勝のアルカジームは前走で土が付き、英ダービー馬ルーラーオブザワールドも休養中です。今年は確たる中心馬が不在で、どうやら混戦模様ですね。

キングジョージで強い勝ち方をしたドイツ馬ノヴェリスト、パリ大賞で抜群の切れ味を見せた3歳馬フリントシャー、これにオルフェーヴルを加えて3強という構図でしょうか。仏オークスで驚異的なレコード駆けを披露したトレヴがヴェルメイユ賞を勝てば一躍急浮上するのでしょうが、この馬、凱旋門賞に登録がありません。まぁ、新オーナーのカタール・ジョアン殿下はお金持ち、1000万円もする追加登録料を払ってやって来るのでしょうが。

いずれにせよ9月15日のフォワ賞、ニエル賞、ヴェルメイユ賞、この豪華トライアルデーで人気が大きく動くのでしょうね。本番では3.5キロもらうキズナにもチャンスはあるでしょう。これから1ヶ月余り、凱旋門賞戦線を追っていきます。おつきあいいただけたら幸いです。

×