きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2013.9.19

ようこそいらっしゃいませ。

日曜ロンシャンのトライアルデーを振り返っています。本番・凱旋門賞と同コース同距離で3競走が行われ、今年は、3歳以上のフォワ賞がオルフェーヴルの楽勝で2分41秒47、3歳限定のニエル賞はキズナが勝負根性を見せて2分37秒64、牝馬限定のヴェルメイユ賞はトレヴが2分36秒82で完勝。道中のペースもあるし、一概に優劣をつけられませんが、トレヴ&デットーリ騎手がもっとも本番仕様のレースぶり?

というのも、実力拮抗の凱旋門賞は、距離ロスを抑えて、丁寧にインで折り合い、直線は馬ゴミをスパッと割って伸びる瞬発力勝負、運にも左右される過酷なレースです。こうしたせめぎ合いは外国人騎手に一日の長がありますね。そういう意味でトレヴがもっとも凱旋門賞的なレース運び、不敗で頂点を制したザルカヴァのイメージがかぶります。

オルフェーヴルのフォワ賞は強過ぎて参考外?しかし彼の存在が日本代表ということにとどまらず、世界競馬の突出した中心にあることを示しました。その意味では歴代最高のジャパニーズホースでしょうね。来季からアガ・カーン殿下の主戦に復帰するスミヨン騎手、殿下に腕達者健在のアピールをする絶好のチャンスです。

キズナのニエル賞をどう見るのか?勝ちっぷりは鮮やかで勝負根性も見せてくれました。このレースで最も強い馬だという事は疑いようがない、と海外メディアは奥歯にものがはさまったような論評です。というのは、僅差2着の英ダービー馬ルーラーオブザワールド、彼の評価が余り高くないことに原因しているのでしょう。彼を物差しにキズナの力を測っている印象なのです。モヤモヤした下馬評を吹き飛ばすような快走を期待します。