きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

世界は強い。本当に強いです。レッドディザイアもエスポワールシチーも自分の能力は出し切ったと思います。多少の不利やペースなどの目算違いはあったでしょうが、それも競馬です。馬は精いっぱい走りました。

でも、世界の壁を乗り越えることはできませんでした。もうこれは何度でもチャレンジするしかありません。はね返されても、はね返されても挑戦を続けるしかありません。世界に届くためには何が足りないのか、調教技術か、ジョッキーの経験か、それとも血統から馬体、精神まで馬そのものか。

今回のディザイア、エスポはサンデーサイレンスの孫でした。凱旋門賞のナカヤマフェスタ、ヴィクトワールピサも同様に偉大なサンデーサイレンスの孫にあたります。フェスタが2着、ディザイアが4着、他の2頭は着外。あのディープインパクトですら凱旋門賞は3着失格でした。健闘と見るのか、一種の限界と考えるのか。議論の別れる難しい問題ですが、日本のホースマン全体のテーマとして考えるべきでしょう。

さて、来週から海外のビッグネームを迎えてエリザベス女王杯、マイルチャンピオンシップ、そしてジャパンC、ジャパンCダートと4週連続のジャパン・オータムインターナショナルが開幕します。今度はホーム、言い訳のきかない勝負です。頑張ってもらいましょう。

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