きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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先日のブリーダーズカップターフで大番狂わせを演じたデンジャラスミッジ、チャンプペガサスの1、2着コンビがそろってジャパンカップにやってくるようです。

デンジャラスミッジは前走アークトライアルSが初のグレードレース、G3勝ちからいきなりG1中のG1を勝ってしまった上がり馬です。管理するイギリスのブライアン・ミーハン調教師は06年のレッドロックスにつづいてBCターフ2勝目となりました。この年には日本に種牡馬としてやってきているデビッドジュニアでドバイデューティーフリーも勝っていますね。ことしが06年に匹敵するような年にしたいと意欲の来日です。

チャンプペガサスはケンタッキーダービーを制したフサイチペガサスの仔ですね。鳴り物入りでクールモア入りした割にはアメリカのハスケル招待Hを勝ったローマンルーラー、日本でダイオライト記念のフサイチセブンが目立つ程度ですが、得意と思われていたダートではなく、芝で爆発して見せました。

リチャード・マンデラ調教師の管理馬で彼は“ゴール誤認事件”として有名な93年のジャパンカップ、コタシャーンに騎乗したケント・デザーモ騎手が1ハロン標とゴール板を勘違いし追うのをやめてしまい、なんとも無念な2着に泣いています。ちなみのコタシャーンの前走はBCターフ1着でした。今度はBCターフ2着からジャパンC1着といきたいものです。

ただ今回のBCターフ、大本命の凱旋門賞馬ワークフォースが出走取消、チャンプが逃げ、デンジャラスが2番手から抜け出すといういわば“いったいった”の味気ないレースだったのもたしかです。さて、ジャパンCはどんな展開になるのでしょうか。

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