きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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プロ野球日本シリーズ第7戦がKスタ宮城で行われ、楽天が巨人を3-0で下し、球団創設9年目で初の日本一に輝きました。

スタンドに入れなかったファンが球場周辺に殺到、球場に隣接する陸上競技場も無料開放され約2万人が詰めかけ、特設モニターでその瞬間を見守りました。仙台市中心街では、ビール掛けで優勝の喜びに酔いしれる商店街もあったようです。楽天の優勝は地元宮城は歓喜に包まれ、球場を超えて東北だけでなく、全国に力を与えた優勝でした。

優勝の原動力となったのはマー君こと田中将大投手であることは言うまでもありません。レギュラーシーズン無敗、30連勝、第6戦で160投の完投のうえ、最終戦で9回マウンドに立ち巨人を抑え、胴上げ投手になりました。いまやプロ野球ファンでなくても、マー君を知らない人はいないでしょう。本当に凄い投手です。

今年の日本シリーズは、プロ野球ファンはもちろんのこと、かつてプロ野球を熱心に見ていたファン、野球を知らない人をも振り向かせた日本シリーズだったようにも思います。

競馬会を振り返ると、先々週行われた天皇賞(秋)は売り上げ前年比97.6%と苦戦を強いられています。競馬ファンを取り戻し、新規ファンを獲得するにはどうしたらよいのか。マー君の活躍や楽天の優勝に、何かヒントがありそうにも思います。

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