きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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京都競馬場で行われたエリザベス女王杯は、3歳牝馬のメイショウマンボがゴール前鮮やかに抜け出し女王の座に輝きました。

直線に入ってからの攻防も見応え十分の内容でした。道中終始内々を回り距離ロスなく直線内をついて上位を狙ったハナズゴールが前に出かけるも伸び切れず、かわって4コーナーで人気の古馬ヴィルシーナを内側に閉じ込めたメイショウマンボが中団馬群をついて一気に後続を突き放す強い競馬を魅せてくれました。

同じく3歳馬のラキシスがメイショウマンボよりも先に伸びかけたときは驚きました。まだレースを5戦消化したばかりの牝馬ですから、もし勝っていたら大金星でした。それでも2着は大健闘です。

それにしてもメイショウマンボは凄い馬に成長しました。春にオークスを勝ったときは9番人気でしたし、デニムアンドルビーやアユサン、クロフネサプライズらの影に隠れた存在でしたが、秋華賞を勝ち、そして初の古馬相手でも臆せずエリザベス女王杯制覇です。ジェンティルドンナや、牡馬相手にしたレースではどんな走りを魅せてくれるのでしょうか。

今回のエリザベス女王杯はそんな楽しみも膨らんだレースとなりました。

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