きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今週は阪神競馬場にてジャパンCダートが予定されていますね。いよいよ2013年のG1競走も残り5つ(中山大障害含む)。年末の大勝負に向けて、次第に競馬熱も上がってきます。

中央では数少ないダートG1競走として親しまれてきたジャパンCダートもこの名前で開催されるのは今年で最後となります。来年からは阪神から場所を中京へと移し、ダート1800mの舞台で『チャンピオンズカップ』の名称で施行されます。2000年の第1回優勝馬ウイングアローから始まり、クロフネが7馬身差の圧勝劇で独走を演じた第2回と、創設当初から記憶に残る名レースが続き、なかでも競走馬にとって致命的な屈腱炎を発症し、再起するのは難しいとの診断を覆した奇跡の馬カネヒキリなど、短いながらも14年の歴史は色濃く、日本ダートG1競走では最高賞金額レースとして、それに相応しい熱い名勝負を見せてくれたのではないでしょうか。

今年も中央ダートシーンの第一線で活躍してきた競走馬たちが参戦し、非常にハイレベルなメンバーが集います。古馬になって才能が開花し重賞5連勝したホッコータルマエや既に8歳を迎えながら現役馬として素晴らしい活躍を見せているエスポワールシチー、また、一昨年、昨年と2年連続で砂王の戴冠を逃してきたワンダーアキュート、昨年のリベンジに燃えるローマンレジェンドなど面白くなりそうなメンツです。このダート界屈指のメンバーを相手に昨年の覇者ニホンンピロアワーズがどう立ち向かっていくのか、非常に楽しみです。

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