きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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ジャパンカップダートの名称で行われる最後のレースは、新たなるダート界のヒーロー、ベルシャザールを生み出し、その名の歴史に幕を下ろすことになりました。ベルシャザールは今年5歳でオルフェーヴルと同世代になります。新馬戦を芝1800mで勝利したあと、京都、中山、東京と走り、クラシック前哨戦のスプリングステークスではオルフェーヴルの3/4馬身差の2着に入り、皐月賞こそ11着と大敗するものの、次走のダービーではオルフェーヴル、ウインバリアシオンとついで3着に入り才能の片鱗を魅せます。しかし秋はセントライト記念4着、菊花賞17着に終わり、翌年のダービー卿チャレンジトロフィー15着後、骨折により1年2カ月の長期休養を余儀なくされました。そのベルシャザールが復活の舞台に選んだのは、それまで走り続けた舞台ではなく新天地のダートでした。レースを重ねるごとにパワフルな力を魅せ、ベルシャザールはブラジルカップ、武蔵野ステークスと連勝。そのまま一気に頂点へと駆け上がりました。ジャパンカップダートはその名の最後に、また新たなる名馬を優勝馬に刻みました。

日本のダート界はそれまで牽引していたトランセンド、スマートファルコン、フリオーソらが引退したものの、ホッコータルマエやニホンピロアワーズ、グレープブランデー、ローマンレジェンドら新世代が台頭し、エスポワールシチー、ワンダーアキュートらベテラン勢も一戦を退くことなく新世代とぶつかり合ってきました。今年のジャパンカップダートの売上が減少することなく、前年よりも増加した要因のひとつでしょう。名だたる日本の優勝馬と海外の一流馬とが激突していたらその歴史はさらにつづいていたことでしょう。ジャパンカップダートの名が幕を下ろすのは残念でなりません。

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