きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2012.1.3

ようこそいらっしゃいませ。

お屠蘇気分にまぎれて馬名の物語を想像しています。昨年の朝日杯フューチュリティSの勝ち馬アルフレードは日本の羽衣伝説と西洋のオペラ『椿姫』のストーリーの合体?そんなお話をしました。

さて、曽祖母サクラハゴロモは羽衣をまとって天上に帰らず、生まれ故郷の社台ファームに戻ります。サクラユタカオーとの間にサクラバクシンオーをもうけ、その5年後に産んだのが全妹ラトラヴィアータでした。もう 頼るべき羽衣を失い地上の競走馬となった彼女にはオペラ椿姫の原題ラトラヴィアータ(堕落した女)が馬名です。

しかし繁殖に上がった彼女に交配されたのが、種牡馬として天馬のような翼を持つと信じられているサンデーサイレンスでした。オーナーブリーダーの吉田勝己さんは、自信を持ってプリンセスカメリア(椿姫)と名付けます。アフレードの母親となるサラブレッドです。

椿の花言葉は、誇り、そして理想の愛、だそうです。何事にも媚びず凛とした姿勢を貫き通したラトラヴィアータ、世間から後ろ指をさされながら至純の愛に生きたアルフレード、この物語にはまだ先がありそうです。馬のアルフレードがクラシックで活躍できるか、それよりずっと時間をかけて楽しめそうですね。ときにはそんな競馬の楽しみ方もあって良いかと思います。