きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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昨日のの川崎記念をスマートファルコンがレコードで圧勝、ドバイワールドCへ大きな弾みをつけました。

メイダン競馬場の2000mはスタートして直ぐに1角を迎え、そのコーナーが急角度でかなりキツくなっており、先行馬にとって息の入りやすいコース形態です。コーナー毎に後続馬を突き放すコーナリングの天才スマートファルコンにはお誂え向きと言って良いでしょう。

問題はオールウェザー適性だけのように思えます。こればかりは走ってみないと分からないのですが、血統的にはこなして不思議がないと言えそうです。ヴェイグリーノーブル5×3のクロスが目立ちます。凱旋門賞制覇など6-2-1-0の成績を残した一流ステイヤーで種牡馬としても大成功し産駒のダーリアは牝馬の身でキングジョージを2回も勝っています。

このヴェイグリーノーブルがガザラという牝馬と交配して生まれたのがスマートファルコンの母父ミシシッピアンです。ガザラは仏1000ギニー&オークスの牝馬二冠の一流馬で繁殖としてもニエル賞のミシシッピアンの半弟ユースが仏ダービーなど仏米加でタフに走りG1を4勝しています。日本の芝は疑問でも欧州の力のいるコースは得意です。

父ゴールドアリュールはダービーで5着しているように、芝適性のあるダートの王者でした。パワフルな芝馬が好走する傾向の強いメイダンのコース、スマートファルコンの一世一代の激走を期待しましょう。

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