きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

寒気はまだ厳しいのですが、良く晴れて気持ちのいい日になりそうです。東京競馬場は富士山がもっとも美しく見える季節です。

今週は京都きさらぎ賞でワールドエース、来週は東京の共同通信杯でディープブリランテ、2頭のディープインパクトの大物が登場します。いよいよクラシックの足音が聞こえてきたようです。

ディープインパクト産駒といえば、昨年はフランスでも走り話題を呼びました。バロッシという馬は仏2000ギニーに出走(6着)しています。なかなかのものですね。オーナーが美術商で名門馬主のヴィルデンシュタイン家で東京にも画廊を構える親日家として知られます。で、自前の牝馬4頭を日本に連れてきてディープインパクトを種付けした1頭がバロッシです。

さて、ディープブリランテの母父ルウソヴァージュ、実はヴィルデンシュタイン家のオーナーブリーダー馬です。フランスでイスパーン賞などを勝った一流馬で、アメリカに渡りバブルドリームと交配されて生まれたのが、ブリランテの母ラヴアンドバブルズというわけです。

母系からはバブルガムフェロー、ザッツザプレンティなどクラシック馬を輩出して活気に満ちた一族です。フランスとの目には見えない絆に結ばれたブリランテ、馬名通りに“深い輝き”を放ってほしいものです。

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