きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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ゼニヤッタが正式に引退を表明しました。この後は本サイト『馬事叢論』でもご紹介したケンタッキーのレーンズエンドファームで繁殖入りします。

レーンズエンドファームはかつて名牝ミエスクを繋養、キングマンボを輩出した名門牧場です。キングマンボは残念ながらことし種牡馬を引退しましたが、大物A.P.インディは健在で来季も現役を続行します。配合相手はまだ決まっていないようですが、20戦19勝2着1回の血はどう引き継がれていくのでしょうか。アメリカンドリームの物語はおわりません。

さて、土曜の東京は東京スポーツ杯2歳Sがメインですね。ここ最近でもナカヤマフェスタ、ローズキングダムがこの舞台をステップに大きく羽ばたきました。かつてはサニーブライアン(7着)、メイショウサムソン(2着)と皐月賞、ダービーの二冠馬を送り込んでいて、クラシックを占う上でも目が離せません。

ちょっと注目はディープインパクト産駒の動向でしょうか。先週まで51頭がデビューして24頭が勝ち上がり、なかなかの好成績ですが重賞はまだ未勝利です。新潟2歳Sのレッドセインツが3着、京王杯2歳Sのリアルインパクトが2着とあと一息、今回はサトノペガサス、タゴールでの挑戦になります。競馬を盛り上げる意味でもぜひ頑張ってほしいものです。

ディープ未勝利といえばダート戦もそうです。出走そのものが5戦と少ないからなのでしょうが、こちらは2着を2回つづけてきたボアレスが日曜京都の2Rダート1800mの未勝利戦に臨みます。重賞初勝利か、ダート戦初勝利か、ディープファンには気のもめる週末になりそうです。

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