きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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高松宮記念を完勝したカレンチャンの鈴木隆司オーナーが、今後は海外遠征も視野に入れてとおっしゃっています。スプリンターズSも高松宮記念も勝ってしまった彼女には、普通に考えれば、距離を伸ばすか、それが無理なら、海外のスプリントレース、その選択肢しかないでしょう。

海外を視野に入れれば魅力的なレースはたくさんあります。日程順にシンガポールのクリストフライヤー国際スプリント、強豪ロケットマンのホームコースですが、彼女は5月20日のこのレースにすでに登録済みです。

6月にはロイヤルアスコットが華やかに開催されます。23日のオオトリにはダイヤモンドジュビリーSが組まれ、目下19戦19勝とゼニヤッタに並んだブラックキャビア、この大変な牝馬が出走予定です。アスコットの重い馬場、カレンチャンには未経験の直線競馬、条件は厳しいのですがチャレンジしてほしいですね。

イギリスに行くなら次走は7月14日ののジュライCでしょうか。7月14日にニューマーケットの直線1200mが舞台です。一息入れて9月30日には中山のスプリンターズS、日本のスプリントG1・3連覇の偉業がかかっています。走り納めは12月9日の香港スプリントということになります。

これが世界のスプリント路線の王道でしょうね。非常にタフな戦いです。牝馬となれば厳しさは倍でしょう。でもブラックキャビアと対決するチャンスは滅多にありません。ぜひ、この眼でアスコット決戦を見たいと思います。鈴木オーナー、安田隆行調教師、最高のワクワクドキドキをプレゼントしてください。

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