きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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リーディングサイヤー争いが熾烈を極めています。ディフェンディングチャンピオンのキングカメハメハを目下2世代だけのディープインパクトが猛追しています。キンカメ12億8千万円あまり、ディープ12億2千万円あまり、収得賞金差は6200万円あまりというのが先週までの結果。今週の皐月賞次第では大逆転劇も視野に入ってきました。

非サンデーサイレンス系のキングカメハメハには、良質なSS系の牝馬と配合できるアドバンテージがあります。対してディープインパクトにはこの馬に付けるために世界中から名牝たちが集められているという背景があります。昨年の桜花賞馬マルセリーナの母マルバイユ、今年の桜の女王ジェンティルドンナの母ドナブリーニなどはそういったヨーロッパでの活躍牝馬です。

皐月賞の有力候補に挙げられているワールドエースの母マンデラは自身が独オークス3着などの活躍馬ですが、半弟がジャックルマロワ賞などを勝った名マイラーで種牡馬としても大きな期待を集めているマンデュロです。ダービー馬エイシンフラッシュを出しているドイツ牝系ですが、さらに大きな注目を浴びることになりそうです。

さて、皐月賞はディープ勢が5騎、内枠から順にアダムスピーク、アーデント、ディープブリランテ、ベールドインパクト、ワールドエースと精鋭揃いです。迎え撃つキンカメはゼロス1頭、若駒Sでワールドに土をつけた馬ですが、ちょっと劣勢?まぁ、競馬は数ではありませんから何が起きるか分からない、ワクワクドキドキのゲートインが近づいてきます。

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