きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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天皇賞は思いがけない結果になりましたが、ビートブラックと石橋脩騎手は勝つにはこれしかない、そんな勇敢な騎乗で見事に栄冠を手中にしました。父がマイナー系のミスキャストというのも渋くていいですね。関係者のみなさま、おめでとうございます。

さて、週末は世界のあちこちで競馬が盛り上がりました。香港ではルーラーシップがG1初制覇しましたね。見違えるようなレースぶりで完勝でした。彼自身、また母エアグルーヴにとっても大きな勲章です。リスポリ騎手の鮮やかな手綱さばきが光りました。

フランスではヨーロッパ今季初G1のガネー賞、昨季のチャンピオン・シリュスデゼーグルが8馬身差の圧勝です。それにしても強くなりました。G1では少し足りないところがあった印象が強く、距離も2400m級だと善戦どまりが多かった馬です。ところが今季は2410mのドバイシーマクラシック、そして2100mのガネー賞と完璧なレース内容を見せています。6歳のせん馬ですが、まだまだ底がありそうな気がします。

オーストラリアではブラックキャビアが無敗の20連勝を達成。まったくの楽勝で、この馬どこまで強いんでしょうか。6月にはロイヤルアスコット遠征が決まっています。怪物フランケルとの無敗対決がぜひ見たいものです。

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