きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今週日曜日の安田記念に香港から参戦する2頭の外国馬に注目してみたいと思います。

ラッキーナイン(せん5歳 父:Dubawi母:Birjand 母の父:Green Desert)は、昨秋セントウルSで2着、スプリンターズSで5着、帰国後に国際G1香港スプリント(芝1200m)を優勝し、今年の春には国際G1ドバイゴルデンシャヒーン(AW1200m)で3着、前走は国際G1チャンピオンズマイル(芝1600m)で3着と好走しています。主に1200m戦に出走していますが、マイル戦は4戦して(1-2-1-0)の戦績から見るとスプリントよりマイル戦の方が合うのかもしれません。キャスパー・ファウンズ調教師は「スタートから1〜4番手に楽に位置取りができる枠であれば3着以内に入る自信がある」とコメントしています。近走は枠順に恵まれないレースが続いていましたが、先行して好位置につけるレースぶりから見ても今の東京競馬場の高速馬場は合っているのではないでしょうか。

グロリアスデイズ(せん5歳 父:Hussonet母:San Century 母の父:Centaine)は、ニュージーランドでデビュー戦を勝った後に香港へ移籍、その後4連勝して香港のG1、G2で2着、前走のチャンピオンズマイル(国際G1)も2着とデビュー以来8戦5勝、2着3回と100%の連対率で、まだ出走回数も少なく底を見せていません。ジョン・サイズ調教師は、「一戦ごとに良化しており、経験が浅く未知数の部分があるのでチャンスは充分にある」とコメントしています。現在香港で2位に19勝の差を付けリーディングのトップを独走しているジョン・サイズ調教師、2008年にはアルマダで安田記念2着の成績を残しています。

2頭とも香港のレーティングは125、過去の安田記念を見ても十分に通用するレベルで侮れない存在になるのではないでしょうか。

朝日杯フューチュリティS以来のマイル戦のローズキングダム、初のマイル戦のペルーサも参戦する今年の安田記念、非常に難解なレースになりそうです。

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