きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

津軽海峡を見晴らすスタンドに吹き寄せる風に乗って、函館スプリントSのファンファーレが流れてくると、あぁ夏競馬がはじまるんだ、と感慨にふけったりします。

ロードカナロアはまさかこの相手に取りこぼすとは思えないが、秋のスプリント戦線を占う上で春からの成長度に注目ですね。キングカメハメハの3歳時の完成度は相当に高いものがあり、NHKマイル、ダービーとも当時のレースレコードで勝ちました。内容的にも1頭だけ次元が違っていたという印象です。でも、秋緒戦の神戸新聞杯を楽勝したところで引退、古馬になってどれほど成長したのか謎のままになりました。ロードカナロアが謎解きのヒントになるかもしれません。

函館スプリントSは近10年で牝馬は8勝2敗。といっても02年サニングデールのときは出走がなく、8勝1敗1引き分け? 牝馬が圧倒的に強いレースです。エーシンリジル、ブルーミンバー級でも勝負になるかも。とくに重賞全9勝、すべてが牝馬、距離1400m以下で8勝と短距離で牝馬が華麗なパフォーマンスを発揮するファルブラヴ、なにげに良血なブルーミンバーに注目しましょうか。

一方のエーシンリジルもちょっと気になります。どこが気になるか、この続きは明日お届けします。

×