きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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ヨーロッパ競馬が夢のようなことになっています。先日のロイヤルアスコットもフランケルが11馬身差で11連勝、オーストラリアから遠征のブラックキャビアは22連勝、ソーユーシンクは今季G1を2連勝と復活をアピールしました。これだけでも凄いのに新星キャメロットが昨日の愛ダービーを勝ってニジンスキー以来の三冠に挑みます。何十年に一度あるかないかのお祭りモードですね。

キャメロットは休養に入り9月15日のセントレジャーが大目標、42年ぶりの三冠馬誕生のシーンが見られそうです。ぶっつけで直行するのか、それとも試走を挟むのか?ひと叩きなら8月22日のインターナショナルSでしょうか。

7年前にゼンノロブロイがクビ差2着したレースです。現在はジュドモントファームがスポンサードしていますから、フランケルが10ハロンに挑戦するとしらこのレースですね。ジュドモントのオーナーブリーダー馬でホストの立場です。昨年もヘンリー・セシル調教師はトゥワイスオーヴァーとミディのジュドモント生産所有馬でワンツーを決めています。距離を試すならこのレースしかありません。フランケル対キャメロット、夢の対決が実現しないでしょうか。

さて、キャメロットのジョセフ・オブライエン騎手ですが、昨日の勝利で今季は早くもG1で7勝目を飾りました。エイダン・オブライエン調教師の子息で19歳の若武者です。これだけ勝つと親の七光りなんて、とても言えません。

ディープインパクトの現役時代の05年と06年に武豊騎手がG1年間6勝を2年連続で記録していますが、シーズン半ばでそれを超えてしまうのだから驚きです。まぁ、イギリス、アイルランド、フランスを渡り歩けば、毎週のようにどこかでG1レースが行われているという番組上のアドバンテージが向こうの騎手にはあるのですが。ちなみに今日もジョセフ騎手はG1プリティポリーSに騎乗、人気の一角メイビーで8勝目を狙っています。

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