きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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日本ダービー優勝馬のディープブリランテがイギリス・ニューマーケットのC・ブリテン厩舎へ無事に入厩したようですね。5月27日の激闘から約一ヵ月半あまり。日本の若武者が遠く異国の地で、芝2,414mにも及ぶ新たなる挑戦へ向かいます。

同馬が臨むキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスは1951年の創設以来61年の歴史を持ち、3歳、古馬を交え多くの実力馬によって行われるヨーロッパ上半期最強馬決定戦として、また、ダービー・凱旋門賞と並び欧州最高峰レースの一つとされています。さしずめ、日本では宝塚記念の様な位置付けでしょうか。

過去の優勝馬リストには、リボー、ニジンスキー、ミルリーフ、ブリアディアジェラード、シャーガー、ダンシングブレーヴ、オペラハウス、ラムタラ、スウェイン、モンジュー、ガリレオ等、そうそうたる名馬が並びます。

61年の歴史の中でも、本レースを連覇した競走馬は牡牝ともに1頭ずつしかいません。アメリカ名馬100選に選出された名牝ダリア。イギリスクラシック2冠馬ナシュワンの仔、名馬スウェイン。父ナシュワンも89年に優勝しており、スウェインとは父仔制覇にあたります。

キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスは7月21日(土)に行われます。日本馬ディープブリランテが、過去の名馬たちと同じ頂きに名を刻むことができるか、非常に楽しみですね。

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