きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2012.7.27

ようこそいらっしゃいませ。

開会式前なのですが、ナデシコが緒戦を制したかと思えば、男子は優勝候補スペインを撃破する大金星を挙げました。日本馬がキングジョージや凱旋門賞を勝ったような気分です。

いよいよオリンピックということでロンドン近郊に位置するサンダウン、ケンプトン、エプソムの各競馬場では伝統のヤード・ポンド法に加えてメートル法を導入するそうです。距離はハロン・ヤードで示され、重量はポンドで表すのが300年以上も続く長い間のイギリス競馬の流儀でした。

ところが日常生活ではメートル法が普通に使われており、若い世代には馴染みにくいというのが実情でした。ファン層を広げるためにも、またオリンピックで激増する外国人観光客誘致のためにも親しみやすい表記が必要、賛否両論でしょうが、英断を歓迎したいと思います。

近年のイギリス競馬は改革に意欲的に取り組んでいます。競馬を盛り上げるには強いスターホースが誕生して彼らが覇を競うような場を創ることが肝要と考え、レース体系を見直し、賞金の増額を実現するためにレーススポンサーを積極的に募るなどの努力を重ねています。

名馬は3歳限りで種牡馬入りするのが常識だったのですが、G1を14勝したゴルディコヴァは5歳いっぱい現役を通し、歴史的名馬フランケルは4歳の今年も走っています。大オーナーたちもこの流れに協力的なように見受けられます。馬主、調教師、主催者など競馬サークル全体が競馬の新しいあり方を求めて一生懸命です。考えてみなければならない問題だと思わされました。