きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2012.7.28

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ファルブラヴという種牡馬、先日の函館記念を初年度産駒のトランスワープが制し、これで05年産から09年産まで全世代で重賞勝ちを収めました。ちょっと地味ですが、なかなか渋味のある実績を残しています。

イタリアから出発して、日本、フランス、イギリス、香港と5カ国地域で1600mから2400mまで8つのG1勝ちがあるインターナショナルな一流馬です。ジャパンCでの好走が認められて吉田照哉さんに買われ、引退後は社台スタリオンで種牡馬生活を送ることになります。2年目にイギリスに渡り1年だけ留学しますが、そのときの産駒ファヌンアルターが先日の英G2サマーマイルを女王陛下の愛馬カールトンハウスを破って制覇しました。自身のジャパンC同様に一発勝負に強い血筋なのでしょうか。

さて、ファルブラヴの悩みは重賞勝ちが牝馬に偏っており、先述のトランスワープ、ファヌンアルターはいずれもせん馬、今のところ後継馬に恵まれていないことでしょうか。明日の札幌クイーンSの出走のアイムユアーズも牝馬ですね。

今年の3歳世代は2頭の女王がいました。ジョワドヴィーヴルとジェンティルドンナです。この両馬と好勝負を繰り広げてきたのがアイムユアーズでした。2着、3着が多いのは父譲りなのでしょう。

父の代表産駒ワンカラットやエーシンヴァーゴウから夏の短距離戦に強いイメージがある血統ですが、母父エルコンドルパサー、祖母はエアグルーヴの半姉というアイムユアーズは1800mなら十分に守備範囲でしょう。秋華賞に向けて良いスタートを切ってほしいものです。