きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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昨日のヨーロッパ、フランスのドーヴィル競馬場では牝馬限定のマイルG1・ロートシルト賞を吉田照哉さんが権利を持つイリューシヴケイトが快勝。昨年まで名牝ゴルディコヴァが4連覇したレースですね。次走はマイル最高峰のジャックルマロワ賞でしょうか。いずれにしても遠からず社台ファームで繁殖入りするはずで、また国際級の名繁殖牝馬がラインナップされます。

今週のハイライトは明後日のサセックスSということになります。今回もフランケルが半兄ブレットトレインと一緒に出走、無傷の12連勝、8つ目のG1制覇に王手をかけています。単勝倍率1.05倍が示すように負けるイメージが湧いてきません。それにしてもブレットトレインは偉い馬ですね。稽古相手であり、レースではペースメーカーでもある彼はフランケルにとっては恩人みたいな存在かもしれません。

怪物が出走する割には8頭立てとまずまず数は揃いました。対抗格はゴドルフィンの上がり馬ファーでしょうか。3連勝でG1初挑戦のプリンスオブウェールズSではソーユーシンクの3着に健闘して素質の高さを見せました。続くエクリプスSでもナサニエルの2着、G1制覇まで一息です。ヌレイエフ系ピヴォタルに母父がジャパンCを豪快に差し切ったドイツのランド、好調時には大仕事をしそうな予感もあります。

フランケルはこれが最後のマイル戦になりそうです。勝って新領域10ハロン戦にチャレンジすることになります。歴史的名馬の一走一走が楽しみでなりません。

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