きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

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オリンピックで盛り上がるイギリスですが、今週は伝統のグローリアス・グッドウッド開催が行われ、競馬も大いに賑わっています。

一昨日のマイル王決定戦サセックスSにフランケルが登場、4頭立ての小頭数ながら圧倒的なパフォーマンスを見せました。これで12戦12勝、G1は8勝目でG1連勝記録を7に伸ばしました。ロックオブジブラルタルに並ぶヨーロッパタイ記録になります。ミルリーフやシーザスターズのG1連勝は6ですから、もう完全に歴史的名馬の域に達したと言えるでしょう。

次走は8月22日のG1インターナショナルSが予定されています。05年にゼンノロブロイがクビ差2着して、日本のサラブレッドの優秀さをアピールしたレースですね。10F戦でフランケルにとっては初めてマイルを超える距離です。全弟ノーブルミッションが先日のG3ゴードンS12Fを勝っており、血統的には文句なくこなせる距離だと思います。マイル王から中距離王へ帝国の版図を広げてくれるでしょう。ちなみにノーブルミッションはセントレジャーへ向かうようで42年ぶりの三冠馬をめざすキャメロットの強敵になりそうです。

さて、明日のグローリアス・グッドウッド最終日は、牝馬の中距離G1ナッソーSがトリを飾ります。今季G1を5勝と絶好調のジョン・ゴスデン厩舎所属で前走G1プリティポリーSを勝っているイジートップが人気です。同厩舎ザフーガとのラインに昨年のオペラ賞馬ナーレインが久々を叩かれて割って入るかという戦いでしょうか。盛り上がるイギリス競馬に注目したいと思います。

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2022