きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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サンデーサイレンス産駒最終世代のアクシオンが先週出走した札幌記念を最後に引退することになりました。

サンデーサイレンスは日本に訪れ1991年に種牡馬入りすると、初年度産駒フジキセキがいまの朝日杯2歳FSを制覇しサンデーサイレンス時代の扉を開くと、翌年のクラシックでは皐月、ダービー、オークスと勝利を独占。以後サンデーの血は日本の競馬を旋風し、記録だけでなく日本競馬の血統体系そのものを塗り替えていったのでした。

サンデーサイレンスの血を受け継いだ産駒からはサイレンススズカ、バブルガムフェロー、マーベラスサンデー、ダンスパートナー、スペシャルウィーク、ステイゴールド、アグネスタキオン、マンハッタンカフェ、デュランダル、ゼンノロブロイ、ネオユニヴァース、ダイワメジャー、ディープインパクトと、名をあげればきりがないほどの名馬が世に送り出され人々を魅了してきました。

そのサンデーがこの世を去ったのは2002-08-19日。サンデーの血に世界が注目し始めた矢先の出来事でした。

サンデーサイレンス産駒最後世代となったアクシオンは、4歳時に屈腱炎を発症し2年3ヶ月に渡る長期休養に入るも、その後見事に復帰し9歳まで走り続けました。最後のレースとなった札幌記念は父サンデーサイレンスの命日でもありました。アクシオンは、引退後 乗馬になるようです。元気で第二の余生を過ごしてください。

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