きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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先週札幌競馬場では、レコードタイムから2〜3秒ほど時計がかかる芝状態の中、2歳馬コディーノがレースレコードで札幌2歳王者に輝きました。新馬戦では、1000mの通過が1分5秒9とスローペースでもかかることなく折り合いをつけ上がり33秒7の末脚を披露するなど、将来性を充分に感じさせる走りを魅せてくれました。

小倉では、こちらもレコードタイの好タイムでマイネルエテルネルが混戦ムードを断ち小倉2歳王者となりました。マイネルエテルネルは1歳時に早々と英ダービーの1次登録を済ませるなど、マイネルの岡田繁幸氏が「世代で一番走る」と評するほど期待の逸材で、父タマユズはジャック・ル・マロワ賞を制するなどG1 2勝したフランスの快速マイラーの血が日本の高速馬場でも充分通用する走りを魅せてくれました。

また新潟の2歳未勝利戦では、アースゼウスが非常に優秀なタイムで後続に5馬身差をつけダート戦を勝ち上がりました。父オフィサーは、シャンペンSを勝つなど米国のマイラーで日本での産駒の出走は少なく、2007年にアポロドルチェが京王杯2歳Sを制して以来の期待馬になりそうな印象です。

福島、函館、中京、小倉、新潟、札幌を舞台に繰り広げられた夏競馬が幕を下ろし今週より秋競馬が開幕します。中山競馬場で行われる重賞レースを見所を紹介したNakayama25を更新いたしました。競馬のちょっとした道しるべになれたらいいなと思いながら、中山競馬開催期間に更新していきたいと思います。

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