きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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明日は3日間開催の中日、秋華賞トライアルのローズSがメインです。桜花賞、オークスでワンツーを決めたヒロイン2騎、ジェンティルドンナ、ヴィルシーナが出走します。まぁ当然でしょうが人気するんでしょうね。

ところがローズS、けっこうやっかいなレースです。本番秋華賞は今年で17回目を迎えますが、ローズSと本番を連覇した馬はたった4頭しかいません。07年ダイワスカーレット、05年エアメサイア、02年ファインモーション、98年ファレノプシス、これで全部です。

牝馬三冠のスティルインラブもアパパネもローズSは負けました。桜花賞、オークスともに2着のレッドディザイアはここも2着、本番でやっとブエナビスタに雪辱した経緯があります。先に大目標がある牝馬の休養明け緒戦というのは難しいものです。先週のセントウルSのカレンチャンもそうでしたね。

ジェンティルドンナはダービーを上回るオークスの快時計が、牡馬も含めて抜けた実力を証明しています。でも、やってみなければ分からないのが競馬です。勝って当然でしょうが、負けても驚けない気がします。

ヴィルシーナはディープインパクトにミスプロ系の母父。トーセンラー・スピルバーグ兄弟とかダノンバラードがこの配合。ワンペースのスピード持続型で切れる脚にイマイチ乏しく勝ちきれないもどかしさも共通している血統です。ただ1800mという距離はピッタリかもしれませんね。

ハナズゴールが面白いと思っています。前走札幌記念はフミノイマージン重賞4勝、ダークシャドウ同2勝、ヒルノダムール同2勝から2馬身足らずの4着なら合格点でしょう。使われた強みを生かせば2強に差のない競馬ができるはずです。

さて、今夜はキャメロットが42年ぶりの三冠馬に挑みます。どんな競馬を見せてくれるのか楽しみでなりません。

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